【特別賞】ぼくの水遊び
僕の夏の思い出と言えば、水遊びです。小さい頃は、母に連れて行ってもらった公園で川に足をつけ
たり、噴水で水遊びをしたりしました。ベランダに小さなプールを用意してもらい、大好きなウルトラ
マンの人形を持って入ると、日が暮れるまで遊んでいたほどです。だんだん大きくなるにつれて、友だ
ちと市民プールに行ったり遊園地などの大きなプールに行くようになりました。でも僕が一番好きな水
遊びは、家族と一緒に海で泳ぐことです。
僕は毎年夏休みになると、祖父の家に行きます。祖父の家は静岡県の東伊豆町にあり、近くには泳
げる海がたくさんあります。その中で、僕が毎年楽しみにしているのは、溶岩でできた自然のプールで
遊ぶことです。そこは昔、山が噴火して流れ出た溶岩が海水で固まってできた場所で、穴に海水が溜ま
り、プールのようになっています。水の中にはたくさんの種類の魚が泳いでいて、貝やヤドカリ、カニ
などを見ることができます。僕はそこでシュノーケリングをすることが、毎年の楽しみです。一番深い
場所でも三メートルほどで、高い波が入ってくることも少ないので、僕でも安心して潜ることができま
す。
他の海水浴場にも泳ぎに行きます。東伊豆の海は波が強く、サーフィンやボディボードをしている人
がたくさんいます。僕は浮き輪で波にのったり泳いだりするのですが、一度、とても怖い経験をしまし
た。去年、父と浮き輪でプカプカと浮いて遊んでいたところ、あっと言う間に陸から遠く離れた沖の方
まで流されてしまったのです。戻ろうと必死に泳いでも、少し進んだらまた波に流されてしまうので、
なかなか戻れずにいました。すると、沖で監視をしていたライフセーバーの人が僕たちのところに駆
けつけて「大丈夫ですか?」と声をかけてくれました。それから岸まで連れて行ってもらい、僕たちは
無事に戻ることができましたが、とても怖い経験でした。岸は浅いので、足がついているから大丈夫と
思っていても、波の力を甘く見ていると、危険な目にあってしまいます。
夏になると、毎年のようにニュースで水の事故のことを見たり聞いたりします。海や川、プールなど
の身近な場所での事故が多いようです。水遊びはとても楽しいですが、同時に命を落としかねない危険
な遊びだと言うことも知っておかなければいけないと思います。今年も来年も再来年もずっと、楽しい
水遊びができるように、安全には十分気をつけたいと思います。


