2017年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  青山 恵

【特別賞】ぼくの水遊び

僕の夏の思い出と言えば、水遊びです。小さい頃は、母に連れて行ってもらった公園で川に足をつけ

たり、噴水で水遊びをしたりしました。ベランダに小さなプールを用意してもらい、大好きなウルトラ

マンの人形を持って入ると、日が暮れるまで遊んでいたほどです。だんだん大きくなるにつれて、友だ

ちと市民プールに行ったり遊園地などの大きなプールに行くようになりました。でも僕が一番好きな水

遊びは、家族と一緒に海で泳ぐことです。

僕は毎年夏休みになると、祖父の家に行きます。祖父の家は静岡県の東伊豆町にあり、近くには泳

げる海がたくさんあります。その中で、僕が毎年楽しみにしているのは、溶岩でできた自然のプールで

遊ぶことです。そこは昔、山が噴火して流れ出た溶岩が海水で固まってできた場所で、穴に海水が溜ま

り、プールのようになっています。水の中にはたくさんの種類の魚が泳いでいて、貝やヤドカリ、カニ

などを見ることができます。僕はそこでシュノーケリングをすることが、毎年の楽しみです。一番深い

場所でも三メートルほどで、高い波が入ってくることも少ないので、僕でも安心して潜ることができま

す。

他の海水浴場にも泳ぎに行きます。東伊豆の海は波が強く、サーフィンやボディボードをしている人

がたくさんいます。僕は浮き輪で波にのったり泳いだりするのですが、一度、とても怖い経験をしまし

た。去年、父と浮き輪でプカプカと浮いて遊んでいたところ、あっと言う間に陸から遠く離れた沖の方

まで流されてしまったのです。戻ろうと必死に泳いでも、少し進んだらまた波に流されてしまうので、

なかなか戻れずにいました。すると、沖で監視をしていたライフセーバーの人が僕たちのところに駆

けつけて「大丈夫ですか?」と声をかけてくれました。それから岸まで連れて行ってもらい、僕たちは

無事に戻ることができましたが、とても怖い経験でした。岸は浅いので、足がついているから大丈夫と

思っていても、波の力を甘く見ていると、危険な目にあってしまいます。

夏になると、毎年のようにニュースで水の事故のことを見たり聞いたりします。海や川、プールなど

の身近な場所での事故が多いようです。水遊びはとても楽しいですが、同時に命を落としかねない危険

な遊びだと言うことも知っておかなければいけないと思います。今年も来年も再来年もずっと、楽しい

水遊びができるように、安全には十分気をつけたいと思います。

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