2016年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  ほんだ じょり

【ざぶん文化賞】手づくりの味そ

ぼくは、毎日お味そしるを食べます。そのお味そは、魚づのおばあちゃんにもらってきま

す。おばあちゃんは、おじいちゃんと一しょにこうじ屋さんをしています。お味そをつくるこ

うじです。

お味そ作りには、きれいな水がかかせません。おばあちゃんの家の水は、い戸水です。少

しかわっていて、山の中を横にほった横い戸です。水は、いつもつめたく、とってもおいし

いです。夏は、トマトや、すいかをひやしておくと、ちょうどいい温どになっています。遊

びに行った時、食べるのが楽しみです。

冬が、お味そ作りの期間になります。お米からこうじができることを教えてもらいました。

おじいちゃんと、おばあちゃんが育てているお米を使います。でも、おいしいお米であれば、

かならずよいこうじになるとはかぎらないそうです。温どやしつどのことも考えて、米のむ

す時間をかえたり、こうじきんのりょうをかえたり、こうじををねかせる時間をかえたりし

て、作っているそうです。

おばあちゃんは、お米や大ずをあらったりする時、つめたい水でも、がまんして作ぎょう

しています。たくさんの仕事をしてきたので、手は赤黒く、しわしわになっています。でも

ぼくは、そんなおばあちゃんの手が大すきです。

むかしながらのお味そ作りは、手間と時間と長年のかんがひつようです。おばあちゃんは、

体の所どころがいたいと言います。でも休まず、仕事をつづけています。おいしいお味そに

なってほしいという、おばあちゃんのねがいが、おいしさにくわわっているんだと思います。

育ったお米や大ず、自ぜんのおいしいお水などにかんしゃして、おばあちゃんは、毎日お

ぶつだんとかみだなのお水をおそなえしておいのりをしています。おばあちゃんを見ている

と、ぼくもやさしい気持ちになれます。

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