2017年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  さぶ さちえ

【特別賞】豪雨の怖さを知った夏

七月六日、私たちが住む福岡で大雨による大きな災害が起こりました。私は朝倉には行った事がない

けれど、同じ福岡でこんなに身近な場所で起こるとは思わなかったのでとても驚きました。あの日から、毎日テレビで情報が流れていて、死者が日々増えていき、まだ行方不明者の捜索も続いています。家が流されライフラインの復旧のめども立たず、多くの人が避難生活を送っているのを見ていると、とても悲しくなってきます。

でも自分の身近な人が被災していないので、正直実感がわかないこともありました。私の家の周りに

は田んぼはあるけれど、海も川も山もないので、氾濫や土砂くずれが起こるかもというこわい思いをし

たことがなかったからです。

それから二週間ぐらいたった頃、私はいつものように習い事のピアノのレッスンに行きました。久留

米駅の近くなので、車で行きました。途中からゲリラ豪雨のような激しい雨と雷が鳴りはじめました。

レッスンを終えて帰るころにもおさまっていなく、むしろ激しくなっていました。他の車も水しぶきを

あげていて、道路に水が溜まっているのが一目でわかるくらいでした。いつもより遅いスピードで帰ろ

うと走り出しましたが、ワイパーも追いつかず前も見にくく、タイヤが半分くらいつかるぐらいのとこ

ろもあって、スピードが落ちてしまうときもありました。稲光がすごくて、何度も落ちたと思うような

大きな音と光でした。隣に座っていた妹があまりにも怖くて泣きだし、母は、必死に運転し私も怖かっ

たけど妹の手をにぎって必死でなぐさめました。

家の近くまで来るとビックリするぐらい雨が弱くて、これが局地的豪雨というのだと改めて実感しま

した。私は今まで雨をこんなに怖いものだと思ったことがありませんでした。でも、今回被災した朝倉

の人たちは、これより何倍も怖い思いをした人だと思いました。家族や家を失って悲しい思いもしたん

だと思います。

私たちが学校に行ったりご飯を食べたり遊んだり、あたり前にしていることが本当はあたり前ではな

くて、すごく恵まれていることなんだと感じました。

私はボランティアなど力になれることは少ないけれど、毎日を大切に生活することはできると思いま

す。

今回の災害から自分なりに考えたことや感じた事を忘れず、一日一日をたいせつに過ごしていきたい

です。

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