【特別賞】尾瀬の水
「ザザザザザー」
尾瀬を流れるキレイな水の音が響く森の中にいた私は、ふと疑問に思った。 「なんでこんなに水がキレイなんだろう」
その美しい水に目を奪われた。ゴミや汚れは一つもなく、太陽の光を受けてキラキラと輝いていて、
とっても冷たくおいしい水。今まで出会ったことのない水だった。
この夏、私は家族五人と祖母と尾瀬へ一泊旅行に行った。朝から歩き始めて、夕方に山小屋に着いた。
そこで、私の疑問はすぐに解けた。尾瀬では、石けんやシャンプー、リンスなどを一切使わないように
していたのだ。
今の私達の生活は、日々発展していて、次々に人が色々なものを作り出している。それらは、すべて
が自然を考えて作られたものではないと思う。例えば、自動車。自動車は人が快適に早く移動する手段
としてはすばらしいものだが、排気ガスが空気をよごし、エアコンはオゾン層の破壊など、環境悪化を
進めている。同じように、今のシャンプーやリンスは泡立ちも良く、汚れを落とすには今や欠かせない
物だが、その排水を浄化する設備には多くの費用がかかってしまう。また、トイレの排水も問題だ。年
間数万人もの人が訪れる尾瀬では、排水による水質の悪化が心配されている。そのため、尾瀬にある公
衆トイレには、自然の川と変わりない水質まで浄化できる浄化槽が完備されているみたいだ。
なぜキレイな水なのかが分かった私は、人々の努力により尾瀬の自然が守られていることに感動し
た。私達は普段の生活で水は必要。だけどあまり水のことを考えて生活をしていなかった。しかし、今
回尾瀬に行き、水についてあらためて考えることができた。
尾瀬にはたくさんの草花が自然に咲きほこっている。それは、豊かな水が作り上げた作品だ。水は、
人や植物を笑顔にする、とてもすばらしいものだと私は思った。
だから、これから私は、尾瀬の水が教えてくれた水のすばらしさを忘れずに生活していこうと思う。
水と自然と生きていくことを大切にという尾瀬がくれたメッセージと共に。


