【ざぶん環境賞】三川内の川と宝石
「これからもずっと泳げるといいな」
僕の住んでいる三川内地域は、山々に囲まれ、動物がたくさん生息している。川もきれい
だ。だから、夏になると川で泳ぐことができる。川で泳ぐことは、僕達にとってなによりの
楽しみである。アユやドジョウなどのおいしい魚もたくさん住んでいる。しかし、これから
川が汚れ、生き物が生活できなくなったらと考えると、とても嫌になる。
今、環境問題に人間が悩まされるようになってきている。いつ川で泳げなくなるかも分か
らない。
しかし、僕達はこのきれいな川でいつまでも泳げるように活動をしている。それは、「MK
D作戦」という活動だ。「MKD作戦」とは、「三川内河川大掃除」のことだ。川の中のごみ
などを拾い、きれいにする活動だ。毎年、六月に行われている。今年は口蹄疫の問題で実施
できなかったが、この活動をすると川がとてもきれいになる。しかも、約三十年近く行われ
ている伝統のある活動だ。
なぜ、ここまで続けてこられているかというと、地域の川を飛んでいるホタルを守るため
だ。一人一人にその意識が刻みこまれている。僕達の地域には、ホタルがたくさん住んでい
る。毎年五月から六月中旬までホタルの定点観測をしている。夜になると中学生がホタルを
数える。一つ一つの光がとても神秘的できれいだ。何百匹と見られる地域もある。地域の人に
とってホタルは宝石、いや宝物である。ところが、近年少しずつ減少傾向にある。これも環
境問題に関係していると思う。
また、ホタルが減ってきている問題として、カワニナが関係している。ホタルの幼虫は、
カワニナを食べて育っている。そのカワニナが減ったら、ホタルも減るのである。だから、
僕たちは毎年カワニナ調査も行い、分析している。地道な活動であるが、ホタルを守るため
にも、ずっと受け継いでいきたい活動である。もし、ホタルの光が三川内から消えてしまう
と、とてもさみしくなる。僕たちの地球からホタルがいなくなるなんて考えられない。だか
らこそ、いつまでも川をきれいにしていきたい。
その他、三川内地域の山々には、シカや猿、イノシシも住んでいる。三川内は自然に囲ま
れて恵まれており、空気もおいしいところだ。人間だけでなく、動物たちと共存しているこ
とを日々感じられるところでもある。このような三川内の豊かな自然の宝箱から宝物がなく
ならないように、自分たちにできる清掃活動をしっかりして、ずっと守っていきたい。


