【特別賞】水との関わり方
「呉市に大雨警報が発表されたよ」
朝起きると母がこう言った。私は内心(やった)と喜んでいた。なぜかというと学校が休みだからだ。そして、家の中で勉強したりゲームをしたりしていた。
お昼頃になると、朝より少し雨が強くなっていたが、雨のことなど気にせず、ゲームに夢中になっていた。
しかし、夕ご飯を食べ終えた頃には、今までで一番と言っていいほどの雨が降っていた。それに私の家は、後ろが山であるため、土砂崩れが起こるかもしれないと恐ろしい不安におそわれた。(死ぬかもしれない)とも思い、(お願いだからやんでくれ)と朝と雨に対しての考えが真逆になった。そしてその夜は恐怖で寝れなかった。
朝起きると、幸い土砂崩れもなにもなってなくほっとした。しかし、ニュースを見るといつも出かけるときに通っていた道や電車の線路も崩れ、たくさんの人が亡くなり、(本当にここは広島なの?)とショックで、胸が苦しくなった。そして、ニュースを見ている途中、母があわただしく、深刻な表情で、「今から断水になるらしい」
と言った。私はその時、(水がないのも、一、二日間ぐらいだろうから、そんな水は使わないだろう)と思った。しかし、その考えは大間違いだった。実際、断水は約十日間続き、トイレの水を流すだけにも、大きなバケツ一杯では足りず、(こんなにも普段水を使っているんだ)と驚いた。また、手が汚れても、ためている水がなくなったらいけないため、少しずつすごく大切に使った。一番、断水になってつらかったことは、なかなか身体が洗えなかったことだ。給水に行き、汗でびちょびちょになっても、がまんしなければならなくて、本当にきつかった。この時、本当に(水ってすっごく、すっごく大切なんだ)と分かった。
私は、この西日本豪雨災害で、とても後悔してしまったことがある。それは、大雨警報が発表され、学校が休みになると喜んでいたことである。たくさんの方がお亡くなりになられ、被害にあわれたのに、水の怖さも知らずに、そんな気持ちを持ってしまったことにとても後悔している。
また、この災害を通して、水は人の全てを失わせてしまうとても恐いものだと思った。しかし、水は私たちの生活を支えてくれる大黒柱のような、とても重要な働きをしてくれていて、私たちの生活になくてはならないものだとも思った。
水の怖さも、大切さも分かったため、これからは水との関わり方をしっかりと考えて生活していきたいと思う。


