【特別賞】夢の雨降らしマシーン
雨が欲しい場所に雨が降って、雨はもう要らないという場所で雨を止ませることができたら、どんなにいいだろう?
今年の豪雨災害のニュースを見て、僕はそう強く思いました。
多くの人たちが大雨による土石流で命を落とし、大切な家族を亡くし、命が助かったとしても、大事な家や車、その他すべての物が流されて、そのニュースを見て僕は悲しくなりました。そして、もう雨なんか要らないというのにどうしてその場所にだけいっぱい雨が降るのだろう。その雨を砂漠や乾燥地帯に降らすことができたら、一石二鳥でみんなが幸せになるのではないかと思ったのです。
そこで僕は、どうしたらそんなことができるのか考えてみました。そして思いついたのが「夢の雨降らしマシーン」です。
雨は、海から蒸発した水が雲になり、それがいっぱいになると雨になって降ってきます。つまり、雲を自由に移動することができたら好きな場所に雨を降らせることができると思いました。では、雲を移動するにはどうしたらいいのか、そこが問題です。
僕の家では、洗濯物を乾かす時に除湿機を使っています。洗濯物の水分を機械の力で吸い上げるのです。大きい除湿機のような機械を空にあげて、雨雲を吸い取り、その機械を雨の欲しい場所まで移動して、そこで吸い取った雨雲を放出しその場所で雨を降らせるのです。
大きな除湿機のような機械は、大きなドローンで自由自在に動かします。それだけ大きなことをするには大きなパワーが必要ですが、ドローンと巨大除湿機に取り付けた太陽電池パネルで電気を作ります。雲より上に機械を飛ばすので、雲に邪魔されることもなく太陽の光を取り放題です。
この「夢の雨降らしマシーン」ができたら、地球上から砂漠がなくなり、大雨による災害もなくなり、いつでも丁度よく雨が降るから作物だって計画的に作れます。運動会や遠足など雨が降ってほしくない日には雨を降らせないことができるし、こんなにいいことだらけなのに、どうして頭のいい科学者の人たちはこんな簡単なことを思いつかないのだろう、と両親に言ってみたら、
「きっと科学者の人達だってそういうことは考えていると思うけど、その機械を作れないのは、もっと何か天気の複雑な仕組みとかがあるのだと思うよ」
と言われました。
そうか、僕が小学校で習った天気の仕組みは簡単なもので、本当はもっと複雑なものなのかと思いました。でも、僕の「夢の雨降らしマシーン」ができたら本当に地球のためになると思うので、これからぼくは、もっといっぱい勉強して、いつか夢の機械を完成させたいと思います。


