2019年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  寺坂 ひとみ

【特別賞】未来の川のため

私は以前、学校行事で、民泊をしました。田舎に住む方たちの家に泊めて頂き、お仕事や家事のお手伝いをして、自分たちの生活と自然との関わりを体感するというもので、この民泊で学べたことはたくさんあります。

私の泊めて頂いた家庭は農家さんで、畑でいろいろな野菜を育てていました。収穫のお手伝いをした後、受け入れ家庭のおじいちゃんが「野菜を洗う」と言って向かったのは、家の台所ではなく、家の近くを流れている川!思わず、「えっ川で」と口にしてしまいました。私の家の近くの川は、ごみやペットボトルなどが平気で流れているような川でしたから、野菜を川で洗うという概念はありませんでした。思わず「川で」と口にしてしまうほどありえなかったことなのです。しかし田舎では、場所によるとは思いますが川で野菜が洗えてしまうほど水が綺麗なのです。おじいちゃんは川の水を手ですくって飲んでいました。なぜこんなに綺麗なのかを考えながら野菜を洗いました。山がすぐそこにあるのも理由の一つかもしれません。とにかく、田舎の川と私の住む町の川は綺麗さが違いました。

自分の家に帰ってから、食器を洗う時に、なるべく油をティッシュでふきとるようにしました。たったそれだけでも、川を汚す原因は減ると思ったからです。他にも、ちょっと心がけるだけで、川を汚す原因を減らせるかもしれません。田舎のような綺麗な川にはなれなくとも、ごみをポイ捨てしたり、油を流さなければ、ちょっとずつでも綺麗になっていくと思います。人の川に対する興味は薄いかもしれませんが、汚い川より、綺麗な川を見る方が良いと思います。そういう訳で、ごみを川へ捨てたり、油をそのまま水に流してしまう人が少しでも減って、未来ではどの町も川や道が綺麗になっていることを願い、私は今日も油をふきます。

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