【特別賞】海へのおもい
わたしははる。わたしの夢は、いつか、きれいな海で泳ぐこと。一度も海へ行ったことがないからまだよく知らないけれど、テレビで見るきれいな海に一目ぼれして、そこから海へ行きたいって思うようになったの。
ある夏の日、その日はまるでマグマのように暑かった。そこへお父さんがわたしに神の一言。
「海へ行くか?」
この一言で、だらんとしていたわたしは飛び上がって喜んだ。
一番家から近い海に着き、着がえたわたしはぼうぜんとした。
「何これ…」
わたしの目にとびこんできたのは、無数のゴミ。海の家で食べたあとのゴミやペットボトルのゴミなどのせいできれいな海がこんなひどいことになっている。そんなことなど考えたことが無かった。
「ごめんな。もっと良い所に連れて行ってあげたら良かったな」
「ううん。悪いのはお父さんじゃなくて、海にゴミをすてた人だから」
結局、泳がず帰ったわたしとお父さんは、家でこんなことを話していた。
そんな時、わたしはふと思いついた。
「そうだいいこと思いついた!」
その次の日曜日、またあの海へ行った。けれど、やっぱりゴミだらけ。気合を入れた。
「よし、やるよ~!」
わたしのこの声と共に始まった。ゴミそうじ。わたしだけでなく、お父さん、妹、それにおとなりのおじちゃんまで協力してくれた。わたしの好きな海をきれいにするため一生懸命になってそうじをした。すると、通行人や海の家の人まで手伝ってくれた。
二時間たち、ようやく終了。あのゴミだらけだった海がこんなにきれいになるなんて、すごい気持ちがいい。
「来週も来てくれる?」
海の家の人からの問いに私は迷わず、
「もちろん!!」
と、返事をした。
次の週は、前よりも明らかにゴミが少ない。それに手伝ってくれる人数はより増えた。今回は一時間で終わった。
だれかがこう言った。
「海をきれいにするっていいことだな」
思わずわたしはうなずいた。
全国の海にあるゴミを無くすのはまだ無理だけど、わたしは信じてる。いつか、海にゴミがなくなり、美しさがよみ返ることを。


