【特別賞】ニュースから考え出した水
水に関する作文を考えている時、お母さんがニュースを見ながら、
「バスの運転手さん、運転中に水を飲んだら、お客さんからクレームが来たんだって、かわいそうだよね」
と、言いました。
そのニュースは、このようなクレームがあったので、バスを運行している会社が、「すみませんが、運転手は熱中症予防のため、勤務中に水分をとらせて頂きます」と書いてバスにはり紙をはったという内容でした。
そのニュースを母と見た私は、思わず、
「え?なんで水を飲んだだけでおこられるの?運転手さん、死んじゃうじゃん?何が悪いんだろう?」
そんな思いですごく腹が立ちました。あんなに毎日、テレビのニュースや天気予報で必ずこまめに水分をとって下さい。熱中症になってしまいます。と注意してるのに、訳が分からない。何でおこられるんだろう。
そんな私を見て、母が、
「でも昔はお父さんもお母さんも部活中に水を飲んだらだめだと、よく先生や先ぱいにおこられていたんだよ、今思うと考えられないよね」
と、言いました。
それを聞いた私はびっくりしました。
「ただ水を飲んだだけで何でおこられるの?死んじゃうよ?」
私はいつまでも頭の中でグルグル、モヤモヤが続いていました。
私のお父さんは、バスの運転手です。お母さんもお店で働いています。こういった昔の話や、ニュースなどで、お父さんもお母さんもやっぱり水を飲みづらいと、お客さんが見ていてそうでこわいと話していました。
そんなニュースや、お父さん、お母さんの話を聞いて、私はだんだん悲しくなってきました。こんな
暑い夏なのに、みんなのために仕事をしている人、がんばっている人がどうしておこられるんだろうと、とても悲しくなりました。なにより水を飲むことだけで文句を言う人がいるという事が、一番悲しい事だと私は思いました。
私の学校では、困っている人がいたら手をさしのべましょう、助け合いましょうと教わっています。みんながみんな心優しくなれたら、こんなに悲しいニュースなんか見なくてもすむのに。どうしてこんなにいじ悪な人が多いのだろう。何でおこってばかりなのだろう。水を飲んだだけで、文句を言う人がいるなんて…。お父さんから、最近はバスで赤ちゃんの泣き声がうるさいと、大声でどなる人もいると聞きました。とても悲しくなりました。
私は、このような悲しい出来事は、なかった事にしたいです。みんなが笑顔で過ごせる毎日、水を飲んでおこるのではなく、どうぞと言える笑顔。赤ちゃんが泣いたらどなるのではなく、大丈夫だよと言える笑顔が、とても小さな事だけど、これから先一つずつ増えていければいいなと思います。
私もすてきな笑顔を増やしていきたいです。


