【特別賞】当たり前の大切さを
「ゴクッ」普段飲んでいるこの水は、私達を取り囲んでいる山から下りてくる。
私は普段水に関して正直あまり深く考えた事がなかった。それは身近にきれいな水があるからだと思う。蛇口をひねればきれいな水が出てきて、その水を飲む。それが当たり前の日常だからだ。
もし、その水が蛇口から出なくなったら、私達が今まで当たり前のように飲んでいた水が飲めなくなったら。そう考えた事はあるだろうか。
今年は世界中で大混乱に陥った出来事があった。当たり前の日常が当たり前でなくなった。初期の段階でもっと対策が出来ていたら、被害ももう少し小さかったかもしれない。
水も同じ事だ。もし、水に問題が起きた時、又は起きる前に何か対策が出来ていれば水に対する問題は減るのではないだろうか。
なぜ水への関心がなかった私がこのように書いているのかというと、ある一つのニュースがきっかけだった。そのニュースは、「リニア中央新幹線の水問題」だ。
私はリニア中央新幹線が水問題とどんな関係があるのかなと不思議だった。調べてみると、リニア中央新幹線が使用する為のトンネル工事をすることで近くの水路の水が流れることはなくなったということだった。トンネル工事で水がなくなる事を考えたこともなかったので驚いたが水がなくなってしまうかもしれないという危機を身近に感じた。
私はこのニュースを見て感じた。このように時代の流れで、自然が変化していくことは正直仕方のないことだと思う。もちろん自然をそのまま残すことが理想だが、そうすれば時代の進歩はなくなるだろう。そのため、対策が必要だと私は考える。先ほども書いた通り、対策をしておけば少しでも被害を減らせるかもしれない。それは物理的なものに限ってだといえる。私達にはどうすることもできないのだろうか。だが問題が起きる前に私達にも出来ることがある。それは「身近にある自然を大切にする」ということだ。
大切にするために必要なことは、地域にある山や川について知るところから始まるのではないだろうか。山や川は、どのような役割りがあり、どのように共存してきたのか。まずはそれを知ることで人々や地域を育んできてくれたという大切さを感じることができる。それが山や川を大切にすることにつながるのだと思う。
身近には、まだまだ豊かな自然があり、私達はその自然に助けられながら生きている。それが当たり前の日常だからだ。そしてもっともっと大切にしなければならないんだと感じた。
今日も私は水を飲む。全ての自然に感謝しながら水を飲む。当たり前では飲めない一杯を「ゴクッ」と。


