2020年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  蓬田 やすひろ

【ざぶん大賞】茶わんと水

ぼくは、いつもふしぎに思っていることがありました。おじいちゃんの家にとまりに行くと、おじいちゃんとおばあちゃん、ひいおばあちゃんが、朝ごはんの最後に牛にゅうを飲みます。その時、かならず使い終わったご飯茶わんに牛にゅうを入れます。なっとうを食べた時でも、そのまま牛にゅうを入れて飲んでいます。ぼくは、どうしてコップを使わないのかな、変な味にならないのかなと、いつもふしぎに思っていました。

先月、おじいちゃんの家にとまった後、お母さんにどうしてなのか聞いてみました。お母さんは、

「わたしが小さいころから、おじいちゃんたちはそうやって飲んでいたなー。」

と思い出して、

「昔は、今のような水道はなかったから、井戸や川の水を使っていたんだよ。茶わんを洗うのも大変だったから、使う食器の数を少なくしたり、茶わんのよごれを落としたりするために、牛にゅうを入れて飲んでいたんだと思うよ。」

と、教えてくれました。ぼくは、そんな理由があったのかとおどろきました。そして、水を使うりょうをへらすための工夫だったのだと分かり、おもしろいなと思いました。

ひいおばあちゃんが若かったころは、箱ぜんという物を使っていたそうです。一人一人に小さな箱のテーブルがあり、茶わんや汁わん、皿、はしがセットになっていたそうです。食は三日に一回くらいしか洗わなかったようで、食器をきれいにするために、最後にたくあんでよごれをとって食べて、お茶を入れて飲んでいたそうです。ぼくは、少しきたないなと思ってしまいました。今は食器は毎日必ず洗い、機械で自動で洗うこともできます。でも昔は水を自由に使えなかったので、色々な工夫をして、水を大切に使っていたのだと分かりました。

ぼくは、水を使えることは当たり前だと思っていました。でも、これからは昔の人の工夫を思い出したり、少しまねをしたりしてみたいです。そして、水を大切に使えるようになりたいと思います。

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